『菊池川堤防のハゼ並木』 熊本県 登録記念物(動物植物地質鉱物関係)


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菊池川堤防のハゼ並木 《基本情報》

名称菊池川堤防のハゼ並木
文化財種類登録記念物
文化財種別登録記念物(動物植物地質鉱物関係)
名称
都道府県熊本県
概要

『菊池川堤防のハゼ並木』 (熊本県)は 、国指定の登録記念物です。

大浜橋から繁根木川を渡るJR鹿児島本線までの菊池川沿いの、江戸時代初期に植えられた230本を超えるハゼの並木です。
秋には美しい紅葉が見られ、市民の憩いの場となっています。

熊本藩では、財政再建のために、延享2年(1745年)から山や堤防にハゼを植え、ロウの専売制を進める政策をとりました。
現在残る菊池川堤防のハゼもこの政策によるものです。

宝暦13年(1763年)に熊本市高橋町に蝋締所が作られたのを皮切りに、水前寺、豊原、鍋田などでロウの製造所が作られ、取り組みから100年余り経った安政5年(1858年)には、ハゼ樹木数は約70万本、ロウの原料となる実は約500万斤(3千トン)にも及び、和蝋燭は熊本のみならず日本の特産品となりました。英語ではハゼの名をとり、haze wax、Japan waxと呼ばれます。


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